社会的地位が高いとは

今日はほんと暖かいですね。僕の住む地域では15℃くらいでしょうか。

ほんと春みたいな感じでこのまま長い春に突入してほしい気分です。

以前桜が咲く条件で休眠打破というのがあると聞いたことがあります。

秋についたつぼみが一旦休眠状態に入り、冬に寒さで目を覚まし、

暖かくなることで桜のつぼみが開くというもので十分な寒さを冬に

経験しないと桜は咲かない(つぼみが開かない)んだとか。

今年はどうなるんでしょうね。

 

それは置いといてタイトルの件。

先日の愛媛マラソンの打ち上げの会話の一つでランナー仲間のS氏が、

「(約10名いる仲間の)某グループ企業社長の奥さんのM氏や、

 上場企業の地方営業所長のK氏は社会的地位が高い人」

という発言があり、なんか色々考えさせられるここ数日でした。

だから4日経った今こんなこと書いてるんですけどね。

 

そもそも社会的地位がある、高いってどういうことなのか?

「社会的地位が高い人」と検索してみると知恵袋で質問される人がいたり、

職業の格付けが候補検索で出てくるなど統一的な見解は無い感じ。

 

ただ専門的な知識を必要な仕事を行っている人がそういう人みたいです。

医者、弁護士、教授、会社役員など。

 

確かにその状態になるまで努力・研鑽が必要ですね・・・。

若いころからの長期間の勉強も必要ですし、会社役員だって仕事の能力は勿論、

それ以外のめんどくさい部分の付き合いや調整もありますしね。僕は平社員ですが

そういう仕事以外の部分が性に合わなかったなぁ。

 

まとめると社会的地位を得るには並外れた努力や我慢が必要ってことですかね。

そして社会的地位が高い人というのはそれをこなしてきた人なんでしょう。

 

と考えるとS氏が言う二人は社会的地位が高い人じゃないなと思いました。

 

M氏については地方の名家の出自で政略結婚みたいな感じで嫁いだ先の

旦那が社長という、本人が何かをしてきたというわけではない。

性格は明るくて良い人なので個人的には好きな人です。

 

K氏も一営業所長なのでそれなりの努力はされていると思うがそれだけで

地位が高いというのは違うのではないかなと・・・。人間性や何をしてきたのか、

何をできるかということを感じて聞いて話した上で判断するべきだと思う。

80:20の法則では一つの組織は上位20%の人で成り立っているといいます。

また日本の企業は年功序列制が色濃く残っており、長く残って務めた分だけ

上の役職についていく傾向はまだまだあります。

そんな中一営業所長という肩書がそんな凄いのかと思うんです。

K氏の人となりについては以前話したときに「ん?」と思うことがあったので

あまり尊敬できないのですがその内容は次回書きます。

 

僕の友人に会計士をやっている人がいます。

その人は大学在学中から勉強し、現役での合格はできずともあきらめず、

浪人しながら勉強後無事合格、四大監査法人に勤めた後昨年独立している。

コミュニケーション能力が低く学生時代から苦労していました。

そして会計士に道を定め、苦労しながらもあきらめず、また現在もなお

新しい環境に挑戦し続けている。そういう彼は会計士なので社会的地位が

高い人のカテゴリーに入ると思いますが僕は彼の過程を見ていますので

そういう彼の精神性を尊敬してます。

 

何に価値を見出すのかは人それぞれです。

ただ僕は人の凄さを語る時にはS氏の言う社会的地位を根拠にするのでなく、

人となりや能力を自分が感じた上で話す人間でありたいと感じました。

またそのように語ってもらえるよう自分も日々勉強し努力し精進していきたい、

と思う2月の春でした。